2008-09-08から1日間の記事一覧

ひとつのバイトが終わると、その給料のほとんどを文庫に注ぎ込み、自室の床に積み上げては、うえから順番に読んでいきました。読むものがなくなったら、しぶしぶ働きに出るという日々を続けました。

その間、季節は正しく巡っていたはずですが、その記憶は、わたしにありません。温度を一定に保ったドームのなかで過ごしたような感じがします。 本が好き!(光文社)2008年8月号vol.26、p.5 朝倉かすみ「夏休みには、『夏休み』」(テーマエッセイ 夏休みこ…