2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
朝日新聞2008年6月18日 宮崎県、新名称を募集(署名記事:菊池文隆) 高齢化が進み、共同作業を続けるのが困難とされる地域を指す「限界集落」の名称について、宮崎県は「生活している住民の意欲を失わせ、社会に間違った認識を与えかねない」として、新呼称…
「覚えている。僕の答えは問題を作るほうが難しい、だ。解答者は、常に出題者に対して敬意を払わねばならないと思っている」 「なるほど。じゃあ、P≠NP問題は? 自分で考えて答えを出すのと、他人から聞いた答えが正しいかどうかを確かめるのとでは、どちら…
国立西洋美術館内にあった説明プレートからやだな、こういう説明。「画家が自然から最初に受けた瑞々しい印象」って、言いきれるのか(私がここまで言うこともないのだが、虫の居所を悪くさせられたので)。080628-67
asta(ポプラ社)2008年7月号、p.57 夏石鈴子「なついししあわせ雑貨堂 第15回 五月生まれの女の子」26歳の主婦が「女に生まれ、母になり、こんなかわいい子供たちを産めてうれしく思っています」と投書していることについての、夏石鈴子の感想である。 まわ…
恥ずかしながら知りませんでした、この言葉。最初に聞いたのは先週あたりのテレビだったか。激甚災害指定基準というのもあった(http://www.bousai.go.jp/jishin/law/004.html←しかし読む気は失せるね)。災害を規模で規定するというのは、わかるようでわか…
本が好き!(光文社)2008年7月号、p.27 豊崎由美「ガター&スタンプ屋ですが、なにか」1 (崎は大が立)引用部分はほんの入口で、これを読むと、豊崎由美の書評についての意気込みがわかる。冒頭に紹介されているヴァージニア・ウルフの『書評について』から…
物事を裏から、そして言葉を下から眺めることのできる県警唯一の男だが、この新米はまだ私の作品に気付いていない。 中村航、フジモトマサル『終わりは始まり』(集英社、2008年、p.7)そりゃ気付きませんよ。私もいままでに数人から「回文って何」と言われ…
キネマ旬報2008年6月下旬特別号No.1509、p.26 映画作家としての三谷幸喜、徹底特集「ザ・マジックアワー」 「ラヂオの時間」は見返すと恥ずかしいそうですね(笑)――というインタビューアーの問いに答えて。作り手というのは、大方の観客が見逃してることに…
庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(中公文庫、2008年、p.143)先週、銀座での時間調整はここでと決めていた旭屋がなくなっていて、あせったが(4月25日に閉店してるわけだから2ヶ月近くも気づかずにいたっていうのにね)、銀座の旭屋といえばなんたって『赤…
渡辺京二『北一輝』(朝日選書278、1985年、p.107)昨日の勉強会(最近出席率があまりよろしくない)で取り上げられた本。内容の濃い本だから油断するつもりはなかったが、前に1度読んでいるという気のゆるみがどこかにあったらしく、2度目もあえなく沈没し…
朝日新聞2008年6月19日朝刊、16面、声欄 「沖縄観光客は現地理解して」フリーター 石川尚彦(那覇市 26)今、沖縄は観光人気に沸いているらしい。7年前の9.11で、修学旅行や団体旅行のキャンセルが相次いだことを引き合いに出しての投稿。言われてみれば当然…
テレビ朝日 報道ステーション自分たちが「使い捨ての部品」になっていると、ある派遣社員が語っていた。まだ30代の彼が、本当に自分をそう評価せざるを得ないのだとしたら、やりきれない社会になってしまったというほかない。新聞の折り込みには求人広告も多…
朝日新聞2008年6月4日毎日jpを見ていて「<石原産業>四日市市に本社機能移転 不正再発防止で」の記事が目にとまり(これは今日の話)、そういえば、とここに書こうと思いながら忘れていた朝日新聞の記事を思い出した。新聞を引っ張り出してくると、猛毒のホ…
佐藤多佳子『一瞬の風になれ 第一部 −イチニツイテ−』(講談社、2006年、p.111)主人公は高校1年生。どこまでも爽やかだ。080617-56
本が好き!(光文社)2008年7月号、p.32 太田直子「字幕屋は銀幕の裏側でクダを巻く」今回(第十二回とある)は「やりたい邦題」という題になっているが、どうやら「やりたい邦題」は業務連絡時だけで(題名を考えるのは配給会社の宣伝部だしね)、だからこ…
昨日開通したばかりの東京メトロ副都心線に乗ってみた。新宿三丁目から渋谷に向かったのだが、北参道を出たところで10分ほど停車。明治神宮前では中途半端なところで停車したままで、これもだいぶたってホームを半分ほど前進してやっとドアがあく始末。まだ2…
又、お弁当には、必ず真ん中にそれを隠すように入れました。それでもアルミの蓋のその部分に、穴が開くのは常識でした。若い日の懐かしく、忘れ得ぬ思い出です。 月刊ずいひつ平成二十年六月号、p.13 渡辺通枝「梅干し」引用はしたけれど、私の記憶に重なる…
朝日新聞、37面 ネットで全国区「美人市議」後援会員 県外や外国までこれは知らなんだ。青森県八戸市議会議員の藤川優里(ゆり)さん(28)が、その人。ネットではすでに有名人で、公式ホームページにアクセスが集中してパンクしたこともあるらしい。「美人…
朝日新聞朝刊6月8日に起きた秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大(ともひろ)容疑者が、警察の取り調べに対して、事件当日携帯サイトに書き込んだ「犯行予告」について、こう語ったのだと。「色々書いているのに、誰も見てくれない」って、携帯サイトのことはよ…
朝日新聞2008年6月4日、18面 田中慎弥「夢も希望もないから」これで一文かや。なげー。田中慎弥は1972年生まれの小説家(山口県下関市出身)。ここ数年で、第37回新潮新人賞受賞、第136回、第138回芥川賞候補、第34回川端康成文学賞、第21回三島由紀夫賞とめ…
音栞で掲械に払撰な・・をさせて・きます。 書お署に是っていませんか?? 是っていない圭音佚湖をいだいているかたは採もしていただかなくても畠隼寄嬋健です。 もし是っているかたがいたら頁掲輝サイトをお聞いいただけませんか?? 書槻來氏・・の繁方が寄俄ー…
重松清『青い鳥』(新潮社、2007年、p.147)罪を贖うというけれど、贖うことなんてできっこないのだ。だから最低限向き合わないと。それを重松清は、責任と言っているようだ。そして時効もない、と。重松清には吃音を扱った半自伝的な『きよしこ』という作品…
「NO MORE 映画泥棒!」のキャンペーン映像映画館で毎度かかる、映画をよく観る人にとってはお馴染みのCF。谷村美月の黒い涙バージョンに替えてすでに1年くらいは経っているはずだが、これ、まだ続けるんだろうか。もう飽き飽きしてるんだけど。私が、映画観…
国立科学博物館内にあった説明プレートからミンククジラの小腸が展示してあり、この中にミミズのような寄生虫が、それこそ数えきれないいるのだ。そもそもこのミンククジラの小腸というのが28メートル(あてにならない私の目測による)もあって、もうそれだ…
朝日新聞2008年5月29日、15面、私の視点 高村薫「民主主義への脅威なのか 長崎市長射殺に死刑判決」ふうむ。080606-45
図書2008年6月号、p.48 青柳いづみこ「二対七十五」音楽について書かれた文など、いままでだったらすっ飛ばしていたところだが、ピアノをいじりだしたことで、技量がたとえ幼稚園児(天才は除く)レベルであっても、こんなのまで読んでしまっている自分が怖…
飯島伸一『のほほ〜んと生きる心地好さ』(文芸社、2006年、p.118)「もちろん、これは邪道です。問題先送りの典型です」。おいおい。「でも、忙しいときに雑然としたなかで毎日を過ごすよりはよっぽどいいじゃないですか」。そうだけどぉ。「あとのことは大…
白石一文『草にすわる』(光文社、2006年、p.91)この主人公の独白は、大きく覆されることになる。080603-42
朝日新聞 塩野七生さんに文化人類学者渡辺靖さんが聞く 「(略)イギリスの政治哲学者アイザリア・バーリンは、人間が大きな理想を掲げて社会を変えられると思った時にはろくなことにならないという趣旨のことを述べています。声高にスローガンを掲げなかっ…
今日観てきた映画『シューテム・アップ』のキャッチコピー。別に「銃弾2万5千発のエクスタシー!」というのもあるが、そんなには撃っちゃいないだろ。だって86分の映画なんだから、1秒に1発撃っても5160発、だ!よ!ね? 2万5千発という数字は、どこから捻り…