私は通称・回文刑事。

物事を裏から、そして言葉を下から眺めることのできる県警唯一の男だが、この新米はまだ私の作品に気付いていない。
中村航
フジモトマサル『終わりは始まり』(集英社、2008年、p.7)

そりゃ気付きませんよ。私もいままでに数人から「回文って何」と言われてしまったくらいですから。(よかったらどうぞ → http://m-s-c.cc/kaibun/

とりあえず参考作品として「回文刑事、田麩、イカ」(かいぶんでかでんぶいか)は、いかがでしょう。なんじゃ、これ。臀部がイカなら面白いんだけど、さらに意味不明で、「回文刑事、家電フイか」(かいぶんでかかでんふいか)だと完全回文じゃなくなっちゃうし……。そういうことは別のとこでやってね。あ、はいはい。

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