古典的ともいえる単純な形態と堅固な構築性をもつコローの風景画だが、画家が自然から最初に受けた瑞々しい印象がそこから失われることはない。ルネサンス以来の古典的伝統を引き継ぎ、鋭敏なレアリズムの感覚と抜群の造形力によって風景画に革新をもたらしたコローの作品は、アカデミスムの画家からも前衛の画家からも賞賛された。
国立西洋美術館内にあった説明プレートから
やだな、こういう説明。「画家が自然から最初に受けた瑞々しい印象」って、言いきれるのか(私がここまで言うこともないのだが、虫の居所を悪くさせられたので)。
080628-67