2008-09-16から1日間の記事一覧

彼らの作品が問いかけるもの、彼らが突きつけるモノの正体みたいなものを、ぼくは掴まえることが出来ない。彼らにとってモノの正体は、いつも頭の中を渦巻いているらしく、それをただ取り出しさえすればよいのだろう。

これらの作品を、ひたすら美しいと思うことがある。ただ恐ろしいと思うことがある。眩暈をおぼえることがある。しかし、どんなに優しく描かれている絵の中にも、本能を剥き出しにした放心の空しさが漂う。衆人の壁に囲まれた闇が拡がる。 彼らはひたすら何か…