2008-10-30から1日間の記事一覧

しかし、ピアニストというのは一般聴衆には決してわからない、専門家にすら聞き取れない毛ほどのミスを悔いる種族なのである。ひとつ音をはずしたら死ぬのではないかと思いつめるように教育されているのだ。

図書(岩波書店)2008年10月号、p.56 青柳いづみこ「告別のバッハ」ピアニストに限らず、プロ意識を持っていれば、どんなことであれ、似たような気持ちになるのではないか。この私ですら「組版」の仕事で、一銭にもならないのに(つまり印刷屋からは文句など…