2010-01-08から1日間の記事一覧

天童荒太『悼む人』(文藝春秋、2008年)

「人への優しい振る舞いや感謝される行為が一つでもあれば、十分です。ぼくには、人を裁く権利も、真実が何かを見極める能力もありません。ぼくの悼みは、ごく個人的な営みですから」(p.250) 坂築静人が奈義倖世に、悼みについて語っていたところ。他にも…