2012-07-17から1日間の記事一覧

外山滋比古『日本語の作法』(新潮文庫8948、H22-1)★★☆

かつて、大正の中頃のこと、「とてもきれいだ」というような言い方が始まって、心ある人は心を痛めたという。「とても」は、あとに否定のことばを伴うものときまっていて、「とても考えられない」のようになるのが普通であるのに、「とてもうまい」のように…