田舎や自然は、正直好きといえば好きなのである。ただそれが今のところ自分の商売と関係ないというか、むしろ商売の邪魔というか、そういうジレンマはある。たぶん僕のパブリック・イメージにエコやロハスやスローライフはない。そういう下手すると偽善キャラというより、嫌われてナンボの分かりやすい偽悪キャラなのだ。絵だってわざとらしいくらい軽薄で毒々しい蛍光色を好んで使う。だからロリコン雑誌から取材は来ても、『ソトコト』からは絶対に来そうにない。
星星峡2008年8月号no.127、p.61 会田誠「濃かれ薄かれ、みんな生えてんだよなぁ…… 東金の暮らし(後編)連載エッセイ10」
「商売の邪魔」ねぇ。それはそんな気もするけど「偽善キャラ」<「偽悪キャラ」。え、そんなことは言ってない。
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