いつのまにか、雑誌は大変なことになっていたらしい。日本の雑誌の販売部数は95年をピークに減り続け、07年には推定約26億冊と3分の2に。販売額も97年の約1.6兆円から10年連続で下がり昨年は約1.2兆円に落ち込んだ。昨年休刊した雑誌は過去最高の218誌で、06年から2年連続で休刊誌の数が創刊誌の数を上回った(出版科学研究所調べ)。

朝日新聞2008年8月4日夕刊「雑誌はどこへ1 デジタルな未来 その一」(署名記事:山口栄二

記事ではデジタル雑誌の無料化の流れに触れているが、フリーぺーバーの存在も大きそうだ(これについてはそのうち出てくるのかも)。

今ではフリーチョ(https://www.freecho.jp/)フリーぺーバー・ナビ(http://www.freepapernavi.jp/)といったフリーぺーバー紹介サイトまであるくらいで、ちょっとのぞいてみても、見たことのないフリーぺーバーが五万とあり、内容の多彩さにも目を奪われる(フリーチョには全国1620誌、総発行部数16704万部とあった)。

また、有名出版社の多くがPR誌を発行している。連載後、単行本化という流れなんだろうけど、これも自分たちの首を絞めてるような。このブログを注意深く見ればわかるように、私なんてPR誌様々の利用者で、そこには購読料や定価(頒価となっているものもある)が刷り込まれてはいるが、全て大型書店にせっせと通ってはもらってきたものばかりなのだ。それに、たとえ購読してもPR誌だからものすごく安くって、定価とあっても送料みたいなものなのである。

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