だが、凶暴といい、可愛いといっても、これは、あくまでも、それを見ている人間の勝手な思い込みに過ぎないのは、いうまでもない。誰か知っている人の顔に似ているなどというのも同断である。しかし、魚に限らず、人間はなぜか、他の動物を同族に比定して云々したがるのだが、そこに、われわれの思考の限界があるのかもしれない。
一冊の本(朝日新聞出版)2008年10月号、p.9 上野昂志「ヴィジュアル本を楽しむ14 『魚の顔図鑑』写真=デヴィッド・デュビレ」
(注:上野昂志の昂は日の左下が工)
まさに。美醜も思考の限界、妨げ!?
081103-188