それではまた、次の小説で会いましょう。

島本理生『一千一秒の日々』(マガジンハウス、2005年、p.219)

あらら、あとがきでこんなこと言われちゃったよ。

「なんとなくほっと暖かい気持ちになってもらえたら」とも書いてあるが、息苦しくなるところもあったのだけど。友達繋がりの登場人物の中に自分がいないのは幸いだったが。

最後の『夏めく日』になると、同じ連作ながらさらに他の6篇とは違っていて(だから区切りもつけてある?)、これからも「暖かい気持ち」になれというのかしら?

081215-223